プライベート
人生で3番目に嬉しかった日
プライベート 2020年10月8日
こんにちわ。店長のサカイカツオです。
昨日は6月16日から入院していた8歳の長男の退院日でした。
計算すると113日。1年の約3分の1の期間を病院で過ごしました。
長男の病名は小児クローン病。原因が不明で国から難病指定されている病気です。
脂質が多い食べ物を食べ続けると、口から肛門までの消化器官のどこかが炎症を起こして
しまう病気です。
安倍元首相の持病である、潰瘍性大腸炎と同じ種類の病気です。
初めは病気を受け入れる事が出来ず、入院の付き添いの行き帰りは泣きながら運転したり、
長男の絶食期間中は私も食欲が無くなり、体重が5㎏も落ちました。
でも、そんな中でも長男は泣き言を一切言わず、自分の病気を受け入れて治療に励んで
いました。
我が子ながら本当に凄いと思います。
しかし、なかなか治療が上手いように進まず、本当に悩んでいた時期もありました。
私と妻で話し合って、徳島大学付属病院から香川大学医学部付属病院に転院することに
決めた事が、今回の入院生活の大きな転機になりました。
香川医科大学付属病院には、小児クローン病の専門医が2人もいて、長男と私達夫婦は
すがるような気持ちで転院したのですが、この選択が大正解でした。
9月1日に転院して、私たちは県外の住民になるので、コロナウイルス感染予防のために
付き添いは1人のみという制約付きでした。
妻が長男に付き添い、私は仕事があるので徳島に残り、5歳の次男と2人での生活が
始まりました。
病気と闘う長男と会えないこの期間が、私にとっては本当に辛かった。。。
毎日、妻に長男の様子や治療の進み具合を教えてもらい、長男とはメールのやり取りや
テレビ電話で話をして、私は寂しい気持ちを押し殺していました。
退院の日が決まってからは、次男と毎日寝る前に『あと4回寝たら、帰ってくるなぁ』と
カウントダウンを始めて、楽しみに楽しみに待っていました。
そして遂に昨日、退院して113日ぶりに家に帰って来れました。
香川まで迎えに行ったのですが、待ち合わせ場所で長男を見つけた時は、思わず号泣して
人目もはばからず抱きしめてしまいました。
こんなに嬉しい事は今までにあっただろうか。
長男と次男が産まれた日が、人生で1番目と2番目に嬉しい日で、
昨日は人生で3番目に嬉しい日でした。
113日ぶりに家族4人で過ごした昨晩は、一緒に晩御飯を食べて、お風呂に入って、テレビを
見て、布団に入って眠るという、ごくごく普通の生活でしたが、全てが本当に嬉しい!!
家族4人で過ごせることが、私にとって1番幸せなことだと改めて気付かされました。
退院しても薬は飲み続けないといけないし、寛解と再燃を繰り返す病気だから、食事や
ストレスには気を付けないといけません。
学校もずっと休んでいたので、また落ち着いたら通い始めないといけません。
今まで通りの生活が送れるわけではありませんが、今はただ家で一緒に居れるだけで良い。
入院生活を頑張って乗り越えた長男を誇りに思います。そして長男を支えてくれた妻にも
最大級の感謝です。
長男とずっと会えなくて寂しい思いをしていた次男も偉いです。
愛する家族を守りながら、これからはまた仕事を頑張りたいと思います。