【仕事】情報発信
プロパンガス事業者を継ぐべきか??
【仕事】情報発信 2016年10月5日
こんばんわ。店長のサカイカツオです。
本日のブログのタイトルについてですが、別に私が思い悩んでいる訳では
ございません。笑
先日、当店のホームページの検索ワードにあった言葉です。
私の予想では、プロパンガス販売店の若い跡継ぎの立場にあたる方が、パソコンの
キーボードかスマートフォンで打った言葉だと思います。
偉そうな事を言える立場ではありませんが、ラジオ番組の司会者が視聴者の質問に
応えるような感じで、私が家業であるプロパンガス販売店を継ごうと思ったきっかけや、
業界の将来について私の意見を書こうと思います。
☑プロパンガス販売店を継ごうと思ったきっかけ
私の場合は、長男だからという理由で継いだ訳ではありません。
初めは弟が継ぐという話になっていました。
特に理由は無いのですが、私はガス屋を継ぐのは嫌だと思っていました。
高校を卒業後、四国大学短期大学部幼児教育課に進学して、保育士の資格を
取得し、短大を卒業後は2年間保育士として働いていました。
男のくせに最終学歴は短大です。笑
しかし保育士の給料が安すぎるっ!!たしか手取りで13万円くらいでしたかね。
最初っから調べていれば分かった事ですが、当時の自分が甘かったのでしょう。
男としてこの先、家庭を持って生活するにはこの給料ではやっていけないという
事に気づき、2年間働いた保育園を退職しました。
たまに全国ニュースでも取り上げられていますが、保育士の仕事ってかなりハードです。
それに責任も重い。
仕事と責任に見合った賃金じゃないので、離職者がどんどん増えています。
やりがいのあるいい仕事だと思うんですけどね。
ちなみに2年間保育士として働いて何を得たかというと、当時同じ職場で働いていた妻
ですかね(*^。^*)
職場恋愛の後に結婚しました。
おっと、話が大きく逸れました(^_^;)
つまり、私がプロパンガス販売店を継ごうと思ったきっかけは、保育士の給料が安すぎた
からです。笑
ガス屋継いだ方が絶対良いなって思ったんです。
たしかその時は、弟がまだ高校3年生でした。
弟の部屋に行って、『ごめん、やっぱりボクがガス屋継ぐわ』って行った事を覚えてます。
弟は良い奴なので、すんなりOKしてくれました。笑
その後、卸会社や配管工事会社で修行させてもらい、現在に至ります。
☑プロパンガス販売店の後継者として思う事
私の場合はまだ社長ではないので、後継者という立場です。
実質、現場の仕事の責任は全て私が覆っていますが、現状はやはり厳しいです。
少子高齢化や人口減少は仕方ありませんが、オール電化、都市ガス会社や同業者間の
切替営業など、腹が立ったり不安で眠れない事も多々あります。
しかし、悪い事ばかりではありません。ご縁があって新築住宅や新規のお客様に
当店のガスを供給させて頂く事も多々あります。
自信を持って仕事をしているので、ガスボンベに書いてある会社名が、カッコ良く
見えるように配管を組んでます。
他のガス屋には負けたくないという、気持ちの表れです。
昨年の4月頃、仕事の事で悩んでた時に、愛媛県のガス屋さん『有限会社 ウオズミ』さん
を訪問しました。
ガス料金の公開やブログ、ニュースレター等を使っての情報発信の大切さを教えて頂き
ました。
その頃から仕事に対する考え方や意識が変わってきました。
悩んでいても仕方ないから、まずは行動してみること。行動してダメだったら考える。
そしてまた行動する。
『走りながら考える』 ←私が好きな言葉です。
先日、短パン社長のブログにとってもタメになるというか、なるほどと思える事が
書いてありました。
この先は、超大手か、めちゃめちゃクセのある小さい企業か。中間が無くなり、二極化する。
たしかにその通りだなー。
徳島県のガス業界は集合住宅への投資合戦になっているので、資本が大きい大手でないと
投資を続けれない。
うちのような個人のガス販売店はどうすればいいのか。
私が思うには、工事力を身に着ける事が大事かなと。
ハイブリッド給湯器や浴室暖房乾燥機など、お客様の役に立つガス器具があっても
自社で工事する能力が無ければ、なかなか売れません。
外注工事に出すと費用が発生するのでその分、販売価格も高くなります。
ガス工事以外でも水回りの工事やリフォームも出来れば、地域での存在感も
高まると思います。
しかし、あくまでも自社施工です。
自社施工が出来て、その事をきちんとホームページやSNSで情報発信するというのが
私の目標です。
顧客件数、ガスの出荷量、売上、借入金、従業員や卸会社との関係性など、
それぞれの会社によって条件は異なると思いますが、やり方を工夫して、業界の中で
独自性を見出すことが出来れば、個人のガス販売店でも生き残れると思います。
プロパンガス業界が古い体質から抜け出す為には、若くてまともな考えを持った
経営者が必要不可欠です。
以上が私の意見です。
おこがましいかもしれませんが、今回のブログが少しでも参考になれば嬉しく思います。